2024年を振り返って、2025年に臨む
我が家の日立電子レンジは1984年下期製造、丸40年を超えて日々現役。毎日の「音楽日誌」は旅行に出たりした以外は毎日更新、【♪ KechiKechi Classics ♪】定例更新も52週、この「近況」も12回続きました。ストレッチ、YouTubeエアロビクスは350回くらいは続いたかなぁ、市立体育館の筋トレ+エアロバイクも180回くらいは継続できたと思います。振り返ると幾度か体調を崩して通院もしたけれど、鍛錬はほとんど休まなかった。自宅で呑む習慣はなくて、馴染の激安居酒屋にて友人や女房殿息子などと概ね3回/月くらいのペース、身体に悪くない程度に嗜んできたつもり。尿酸値のクスリは欠かせません。体重は一年で2kgほど増えて、血圧上昇気味なのが宿題です。
記憶力減退気味なので「音楽日誌」1年分、じっくり振り返りました。そういえばとうとうコンサート生演奏には一度も出掛けませんでした。出不精になりつつあって、欲しいものもなにもない。
●2024年1月
元旦早々夕方、能登半島に大きな地震発生。羽田空港で着陸事故炎上、乗客は無事避難して、それは奇跡。
指名手配犯・桐島聡容疑者(70)は自ら名乗りでて亡くなる。数十年土木工事現場に住み込みで働いていたそう。どんな人生だったのでしょう。大雪に高速道路関ケ原辺りで立ち往生とのこと。
元旦65.5kgからスタート。ここから増えていくんです。初代スマートウォッチがぼちぼちアウト(3,990円也)年内にあと3回交換しました。左肩の奥に微妙な違和感、それはおそらく左腰、左膝、左半身全身症状と類推しました。(年末辺りなんとなく治っております)●2024年2月
日野、ダイハツ、トヨタに相次いで不正発覚〜大丈夫か?日本ブランド。
コンビニのセルフコーヒーでレギュラーサイズ(110円)のカップにラージサイズ(180円)を複数回。兵庫県の中学校長(59)を懲戒免職処分。7回だったら差額490円、それで人生棒に振ったのですね。名古屋で電動キックボードでひき逃げ。「ラーメン山岡家」(北海道釧路市)迷惑行為の映像拡散して20歳逮捕。こんな愚かな所業いつまで続くのか。
春節を迎えた来日中国人の爆買いは不発。北海道のコンビニにて殺傷事件、奈良の東大寺参道では79歳暴走による観光客死亡事故有。
左膝激痛悪化(曲げられない/アイシング継続中/おそらくは痛風発作、患部腫れと熱有/じっとしていれば痛くないけど身動きできない)全身倦怠感+あちこち節々に鈍い痛みもある・・・これは風邪の初期症状?解熱鎮痛剤(ジェネリック)服用して・・・辛くも症状は即治まって名古屋へ先輩らと昼酒。MANACA持参したのに酔って解約を忘れました。
初代スマートウォッチとうとう断念(義弟の許へ)新しいスマートウォッチ1,995円(税込)入手→数ヶ月で液晶が消え→交換してもすぐアウト(安物買いの銭失い)息子のお嫁さんは明石市役所の臨時職員募集面接を経て合格!
この時期未だ64g台を維持しておりました(遠い目)●2024年3月
この辺りから体重66kg台増傾向へ。
「ユニクロで何度も万引き」ベトナム国籍の女3人を送検。北関東高速にて逆走事故。濃霧で48台絡む追突事故も。博多女子中学校で公立高校の入試願書を学校側が出し忘れ、生徒3人が志望校を受験できぬ最低の事件有。日産“下請けいじめ”が明るみに出たとのこと。
高知市山中、崖っぷちゴトゴト石は受験の聖地。(落ちそうで落ちない)大学生6人がムリムリ落とそうと動かして、挙げ句ゴトゴトしなくなった事件。器物破損で罰金刑で簡易裁判の判決。こいつらアホか。紅麹(べにこうじ)の入った怪しいサプリ、とうとう死者が出たとの報道。宝塚歌劇団がパワハラを認め遺族に直接謝罪(でも、その後曖昧になったような・・・)高知愛媛中心に大きな地震(最大震度6)大谷翔平の通訳が違法賭博、口座から巨額流出。あまりに金額に自分にはまったく別世界。
九州高千穂の旅へ(旧知の人生の先輩に会いに)そして博多にて爺友集合座興の誕生会開催。
映画「老後の資金がありません」拝見。これは最高!
味噌汁を弱火のまま、鍋は焼き付いて、気付かんかった。危ないなぁ。●2024年4月
台湾に大きな地震との報道、沖縄にも津波警報が出されたそう。
お嫁さん初出勤(明石市役所臨時職員3年限定雇用/姑息な手ですよ)孫二人の保育所に微妙な調整が必要、女房殿が早朝決起して応援体制を続けて、ある日ぎっくり腰発症!急遽自分が代替に出掛けました。急に暖かくなって微妙な風邪症状?花粉症?やがて悪化して通院へ(コロナではなかった/体育館行きも継続)左奥歯上に若干違和感〜歯科医へ。噛み締め過ぎと軽い歯肉炎とのこと。
我が街大東市に初の女性市長誕生、でも投票率40%に届かないのは情けない。投票率が低い衆院補選三選挙区、夜8時投票締め切りと同時に野党候補勝利当確が出る驚き。70歳の女性が7億円のSNS型投資詐欺の被害。それだけあっても、さらにもっと増やしたかったんでしょうか。●2024年5月
体重増加中。
残忍な殺人焼却、その猟奇的な事件には未だ別途真犯人が存在して、つぎつぎ捕まった連中は皆「頼まれた」そう。
GW、京都の著名観光地は来日外国人観光客が異様な混み具合、富士山の見えるコンビニに非常識なインバウンドの行動は目に余るらしい。「つばさの党」とやら先の東京15区衆院補選の選挙妨害の件、代表者ら3人を公職選挙法違反の疑いで逮捕。
テレビにて時代劇「三屋清左衛門残日録」静かな感慨有。映画「仕掛人梅安」(1)(2)最高。バレーボール日々熱心に応援中。
札幌の兄(71歳)よりLINE有。両親の墓仕舞い、札幌近郊の樹木合同葬に改葬完了したとの連絡。青梅が記録的な不作。ご近所の樹もことしは結実しておりません。●2024年6月
既に30度C超えの気候でした。前月の健康診断結果報告は完勝二連覇達成!(但し11月頃に血圧が上がった)でも、体重は増加中ピーク68kgショック!
靖国神社に中国籍の男が石柱に落書きした事件発生。84歳の爺さんが横断歩道を渡っている小学生に突っ込んで意識不明。旭川女子高生転落殺害事件は暗鬱たる気分に至りました。コンビニ店員に助けを求めていたとか。容疑者は21歳。
一方で福岡県のスーパーにて「スローレジ」開設、ご老人がゆっくり、レジの人と対話しながらお買い物ができる様子は素晴らしい。
女房殿数日体調不良の挙げ句「虫垂炎にて入院」とのLINE有〜三日で無事退院。コロナ後の大きな病院の面会のようすを経験できました。●2024年7月
全国的に猛暑継続中。体重増継続中67kg台。
東北地方では水害発生。新札発行へ。早速ご高齢者に「旧札は使えなくなるので預かります」詐欺が発生。島根県で大雨の報道。
都知事選は前評判通り小池さん圧勝。トランプさん、狙撃されて耳を怪我。愛知県犬山市にて7歳虐待死。世界的なシステムダウン、マクドナルドから航空機システム迄大混乱とか。巴里五輪女子体操選手代表辞退、未成年喫煙飲酒のため。巴里五輪はぼちぼち愉しみました。
行ってきました封切り映画「90歳、何がめでたい」。傑作です。コロナがまた流行の兆し、ちいさなこどもに手足口病が流行って、下の孫にも感染いたしました。義弟のお嫁さんもコロナだったけど幸い軽症。
エアロバイクにお尻辺りが圧迫され皮膚が荒れてちょっぴり痛みが・・・皮膚科に塗り薬を処方、爺の皺尻の話題など屁の突っ張りにもならぬ(速攻で治りました)名古屋より大学の先輩夫婦来訪、京橋・昼呑みの聖地で落ち合いました。
激安スマートウォッチ液晶消えてお釈迦わずか5ヶ月の生命(交換代替品も2−3ヶ月でアウト)
HDD2TB一台お釈迦(涙)大量の音源データが消えて泣きました。代替のHDDを注文したら初期不良2連続(涙)・・・月末にはすっかり風邪症状、猛暑夏バテにダウン。●2024年8月
いや増す猛暑に体調不良、夏風邪ひいてもトレーニングは継続。
巴里五輪はそれなり堪能、かつてないほどに誹謗中傷がネット上に飛び交っていたそう。高知宮崎に地震、神奈川西部にて震度5の地震、東北では台風直撃、大雨の影響。台風連続、東日本にまたまた影響あり。4人お亡くなりになったり、九州はもちろん山陽や東海道新幹線も止まったこともありました。ご近所スーパーより水もコメも消えました。コロナ罹患や亡くなる方は引き続き増えているとの情報。
息子一家とお初天神にて待ち合わせ、4時よりテーブルのある居酒屋予約して楽しく食事。
日々熱愛するシャワートイレ故障して代替注文〜業者に頼んで取り付けお願い。(自分で取り付ける技量はない)箕面市長選、現職の維新市長が大差で自民党系新人(元府議)に敗北。●2024年9月
残暑に体調不良継続 体重激増中
兵庫県斎藤元彦知事の内部告発つぶしやパワハラが話題に→やがて兵庫県議会で知事不信任案可決→出直し選挙に再出馬して20万票上乗せして再当選の流れ(ある人曰く、恐れている言葉は「ネットで真実を知った」) 奄美大島からマングース根絶との報道。これは凄い。30年掛けて駆逐した。運転中「スマホ事故」増加が話題に。深セン市にて日本人10歳のこどもが刺殺される事件は悲惨過ぎ。レバノンでポケベル爆発8人死亡、2,800人以上怪我の報道。
袴田さん再審無罪判決。58年は重いなぁ。真犯人は今更どう探すのか。広島の中心部でいきなり道路陥没して、マンションが傾いて避難、あれはその後どうなったんでしょうか。
自民党総裁選投開票、石破さん当選。●2024年10月
涼しくなってきたけれど体調はいまいち。体重は戻らない。毎日使う(それなりのもの)スマートウォッチ買い替え、スマホアプリ連動体重計も購入。
田辺市にて90歳運転のクルマに6歳がはねられて意識不明の重体。新型コロナ・ワクチンを巡っての匿名での誹謗中傷が跋扈。芸能人の不祥事が続きます。衆議院解散、総選挙へ(政府与党ボロ負け)
ご近所山側の大きな炎と煙を偶然リアルタイムで目撃〜火事に三人お亡くなりになりました。
月末息子は新築一戸建てに転居。74歳迄長期ローンですよ。なんかタイヘン。●2024年11月
体重増加中。体調は悪くありません。11月1日より道交法改正。自転車ながらスマホ、酒気帯び運転も摘発対象。トランプさん圧勝。自分は裏付けなくその勝利を予言しておりました。「ファンケル、4-9月期41%減益 紅麹問題でサプリ不振」これは予想通り。玉木さんなにやってんだよ女性問題。「恋愛感情抱かせて現金詐取容疑の女、90人から1億円」27歳女性逮捕、ある意味凄いスキルと感心。北海道猟友会がヒグマ駆除拒否へ、これはお役所仕事+カンチガイ誹謗中傷の結末ですよ。引き続き首都圏あちこち暴力的強盗事件勃発中!(闇バイト?)
流行語大賞にはまったく興味はありません。流行語であるが故にその生命は短く、ほとんど使い捨てられ、忘れらるもの。
口中洗浄液+歯間ブラシ愛用して一ヶ月ほど、その効果は顕著。電気シェーバー壊れて、なんちゃってPHILIPS(人民中国製)注文。息子よりリュックお下がりいただきました。拾ったカリンをジャムに仕立て、後にカリン酒も仕込み。結婚記念日有。月末に学生時代のOB会、京都にて開催。たっぷり49年の旧交をあたためました。●2024年12月
とうとう体重増傾向のまま年越し。体調はまずまず。お釈迦になったHDD久々にダメ元でつないでみたら何故か?復活。貴重なファイルはかなり戻りました。お隣韓国では大混乱、おそらくは反日政策確定の流れ。年末迫ってアゼルバイジャンや韓国で大きな飛行機事故続いて死者多数は悲惨。
息子夫婦職場忘年会のため孫のお守りに泊まり掛けで出掛けて新居に泊まってきました。立派な家、モダーンな家具や電気製品に感心、その時に眺めたNetflix契約。もうエエでしょう。「地面師たち」堪能いたしました。ま、な〜んもなかったような、平穏無事だったような、幾度か風邪ひいて辛くも逃げ切った佳き一年だったのでしょう。大晦日の朝は67.3g。一年前は65kgだったので+2.3kg最悪。2025年も変わり映えせぬ生活を淡々と、健康に過ごしたいもの。
● 毎月吉例前月分拝聴音楽の振り返りです。
■Shostakovich 交響曲第11番ト短調「1905年」/ジャズ組曲第1番/第2番よりワルツ第2番/タヒチ・トロット〜マリス・ヤンソンス/フィラデルフィア管弦楽団(1996年)・・・三管編成+8種の打楽器+ハープ2‐4台+チェレスタという編成。Mariss Jansons(1943-2019拉脱維亜)の全集録音より、これは珍しいフィラデルフィアとの顔合わせ。厚みのある明快な響きにオーケストラの技量最高、この作品はわかりやすく、平易に響きました。
第1楽章「王宮広場(Adagio)」背中がゾクゾクするような怪しい静謐。弱音にテンションの落ちぬオーケストラの技量と音楽が行方不明にならぬ明晰な響きと表現は秀逸。(16:08) 第2楽章「1月9日(Allegro)」は圧巻の機関銃の爆発が快感、フィラデルフィア管弦楽団の実力発揮!な場面は初めてこの演奏をFMより聴いた時より衝撃でした。。(19:39) 第3楽章「永遠の記憶(Adagio)」は死者へのレクイエム(緩徐楽章)だけど、この旋律は露西亜民謡風に俗っぽく、その甘い旋律を上品静謐に仕上げてなかなか上出来でした。(11:39) 第4楽章「警鐘(Allegro non troppo)」ここはいっそう俗っぽいプロパガンダ風勇壮なフィナーレ。誰も知っている(例えば)ワルシャワ労働歌などが引用され、これも圧巻の輝かしくも分厚い響きに激しい盛り上がりをみせます。やがて第1楽章の静謐が回帰してから、圧巻のラッシュから暴力的に締め括りました。(16:12)
「ジャズ組曲」は旧き佳き時代を感じさせて、なんとも懐かしいセピア色の音楽。これは安っぽいジンタがエエ味出してますよ、シンタは死語かな?(2:34-1:41-3:54/3:50)「タヒチ・トロット」はVincent Youmans「二人でお茶を」をShostakovichがなんとも小粋にアレンジしたもの。個人的にShostakovichの作品中、もっともお気に入り。(3:31)■Chabrier 楽しい行進曲/スラブ舞曲(オペレッタ「いやいやながらの王様」より)/田園組曲/歌劇「グヴァンドリーヌ」序曲/気まぐれなブーレ/狂詩曲「スペイン」〜アルミン・ジョルダン/フランス国立管弦楽団(1982年)・・・Armin Jordan(1932-2006瑞西)の息子フィリップが現在活躍しております。瑞西の名門スイス・ロマンド管弦楽団の首席1985-1997年在任。Chabrie「スペイン」との出会いはアーサー・フィードラー/ボストン・ポップス管弦楽団(1958年)17cmLPの片面はRVWの「グリーンスリーヴズ」でした。こどもの頃の刷り込みは一生の嗜好を左右するもの。誰が云ったかChabrierは”シャンパンの泡”=これは文句なく楽しくも素っ頓狂に賑やかな作品揃えて、小粋な風情満載の演奏でした。田園組曲(Idylle/Danse villageoise/Sous-bois/Scherzo-valse)と「気紛れなブーレ」のオリジナルはピアノ作品、自分はシンプルなオリジナルのほうが好き。とくに淡々とした「牧歌」がお気に入りでした。歌劇「グヴァンドリーヌ」は聴いたことがないけれど、なんとなく筋書きが類推できそうな雄弁な音楽。そして締め括りは狂詩曲「スペイン」躍動と熱狂溢れる生命の躍動を感じさせる作品、そしてヴィヴィッドな演奏。(4:04/5:08/4:58-4:52-5:49-5:04/10:44/7:01/6:33)
フィル・アップはFaure 組曲「マスクとベルガマスク」(ローザンヌ室内管弦楽団/1981年)Overture(3:36)Menuet(2:47)Gavote(2:55)Pastorale(4:15)。詳細は知らぬけれど、舞台音楽を委嘱され旧作からの転用+アルファに仕上げたものからの組曲とのこと。シンプルに闊達、多彩な変化があってこれも生粋な名曲でした。■Stravinsky バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)/サーカス・ポルカ/花火/ロシア風スケルツォ(1944年Jazz-ver)〜エリアフ・インバル/フィルハーモニア管弦楽団(1990年)・・・前回拝聴2005年の印象は
ややデッドで自然で鮮明な音質。オーケストラの技術は正確であって、良く歌っているし、サウンドの質感によそよそしさはなくて、基本クールな表情ながらなんとなく親しげです。サイボーグ的ではなく、ちゃんと血が通っている・・・細部入念な味付けとリズム感に不足はない・・・でも、どこか不機嫌というか、ワクワクするような遊園地の喧噪ではないような気もしないでもないオリジナル四管編成版のたっぷりとした厚み、インバルの統率は緻密に曖昧さは微塵も感じさせない、フィルハーモニア管弦楽団は好調に立派な演奏。もちろん小太鼓つなぎ入り、低音にキレと奥行きのある解像度の高い音質でした。この作品は”ワクワクするような遊園地の喧噪”(祭りが正しいでしょう)を漂ってステキな作品、「どこか不機嫌」というのは細部生真面目にクールな描き込みからの印象だったのか。ここまでリアルな音質に迫力たっぷり、ていねいな仕上げに不満はありません。あまりのお気に入り作品だから聴き過ぎ作品だけど、久々に作品のおもしろさ、色彩の変化、真髄細部迄堪能した気分。
第1部 謝肉祭の市 Fete populaire de semaine grasse-導入 - 群集 Debut - Les foules(5:42)/人形使いの見世物小屋 La baraque du charlatan(1:53)/ロシアの踊り Danse russe(251)
第2部 ペトルーシュカの部屋 Chez Petrouchka(4:30)
第3部ムーア人の部屋 Chez le Maure(3:08)/バレリーナの踊り Danse de la Ballerine(0:50)/ワルツ(バレリーナとムーア人の踊り) Valse: La Ballerine et le Maure(3:20)
第4部 謝肉祭の市(夕景) Fete populaire de semaine grasse (vers le soir)(6:11)(乳母の踊り Danse de nournous/熊を連れた農夫の踊り Danse du paysan et de l'ours/行商人と二人のジプシー娘 Un marchand fetard avec deux tziganes)/馭者と馬丁たちの踊り Danse des cochers et des palefreniers(2:29)/仮装した人々 Les deguises/格闘(ペトルーシュカとムーア人の喧嘩) La rixe: Le Maure et Petrouchka/終景:ペトルーシュカの死 Fin : La mort de Petrouchka/警官と人形使い La police et le chartatan/ペトルーシュカの亡霊 Apparition du double de Petrouchka(5:26)
サーカス・ポルカはガチャガチャと破茶滅茶元気一杯にユーモラス最高。軍隊行進曲がシニカルに登場します。これは1944年管弦楽版。(3:51)花火は1909年の初期作品、色彩豊かに幻想的な描写が秀逸(3:51)「ロシア風スケルツォ」は1944年ポール・ホワイトマン楽団のためのジャズ・バンド用、作曲者はそのレコードを聴いてガッカリしたとWikiにありました(管弦楽版に焼き直したそう)。これも思っきりスウィングして小粋に安っぽくも俗っぽい旋律がステキな作品。ピアノが効いております。(3:54)■Scho"nberg オーケストラのための5つの小品 作品16(1909年/1922年改定)/Webern オーケストラのための5つの小品 作品10(1923年初演)/Berg オーケストラのための3つの小品 作品6(1923年初演/1962年録音)/歌劇「ルル」組曲*(1934年初演/1961年録音)〜アンタル・ドラティ/ロンドン交響楽団/ヘルガ・ピラルツィク(s)*・・・一時あれほど入れ込んで聴いていたのに、最近疎遠になっていた新ウィーン楽派の音楽。Mercuryによる60年以上前の録音はリアルに現役、素晴らしい定位と臨場感ですよ、ピエール・モントゥー時代のロンドン交響楽団は驚くほどパワフル、緻密に洗練された怜悧な響きはあまりの衝撃に三度繰り返して聴きましたよ。デリケートに暴力的、妖しい静謐と破壊的大音量の不協和音、嗤われるかも知れんけどMahlerが熟しすぎて辿り着く先、みたいな爛熟した手応え充分。好きな音楽ですねぇ、なんか病みつきになりそう。
Scho"nbergは四管編成+打楽器6種+ハープ+チェレスタの大編成。異様な緊張感と色彩が散りばめられた無調音楽。息を潜めたような透明な美しさを感じます。初演は1912年、ヘンリー・ウッドとは意外でした。
「予感」非常に速く。(Vorgefuhle, Sehr rasch)追い込まれ切羽詰まった厳しいリズムと不協和音(2:02)
「過去」穏やかに(Vergangenes, Massig)途方に暮れた不安が漂う静謐が美しいところ・チェレスタが印象的(5:43)
「色彩」穏やかに(Farben, Massig)落ち込むような鎮静継続。(3:39)
「急転」非常に速く(Peripetie, Sehr rasch)金管のキレは衝撃的な絡み合い。さきほどの鎮静と交互に叫んでも、それは知的に感じます。(2:34)
「オブリガート・レチタティーヴォ」激しく動いて(Das obligate Rezitativ, Bewegen)いや増すうねうねとした不安がせり上がって、危機が迫ります。不協和音がクリアにとても美しい。(3:47)
Webernの編成はフルートは一本、弦楽に+打楽器は8種+ハルモニウム、チェレスタ、マンドリン、ギター、そしてハープ、編成はセレナーデ?「非常に静かに、そして繊細に」/「生き生きと、そして繊細な動きをもって」/「非常にゆっくり、そして極めて静かに」/「流麗に、極めて繊細に」/「非常に流麗に」連続4:16の短いもの。激しい狂気と冷たくもデリケートに透明な静謐が同居しております。
Bergはいちばん有名かな?拡大された四管編成とか?打楽器11種+ハープ2台、とてつもなく大きな、そして破壊的に美しい作品。
第1楽章 前奏曲(Praludium)(423)/第2楽章 輪舞(Reigen)ここはパワフルに雄弁から静謐に収束(5:03)/第3楽章 行進曲(Marsch)これは異形なリズムを刻んで絶叫する重苦しい行進曲。ラストあたり「運命の動機」を刻むホルン先頭にロンドン交響楽団の威力が凄い。(8:53)
「ルル」はオペラから抜き出した、濃厚に甘過ぎる浪漫がはみ出して腐り掛け、狂気に至る音楽。三管編成に+11種の打楽器+ハープ、ピアノ。「Rondo」(16:22)「Ostinato」(3:43)「ルルの歌」(2:14)「Variations」(4:36)「Adagio」(8:59)■Sibelius 交響曲第5番 変ホ長調/第6番ニ短調/悲しきワルツ〜アルヴォ・ヴォルメル/アデレード交響楽団(2007ー8年)・・・ 13年前に第2番/第7番を聴いておりました。Arvo Volmer(1962-愛沙尼亞)はもうヴェテランの年齢でしょう。南濠太剌利のアデレードにこんな立派なオーケストラが存在したことも驚き。これは驚くべき充実した演奏、予想外にパワーの不足や響きの薄さ、アンサンブルの弱さをまったく感じさせません。Adelaide Town Hallに於ける優秀録音も特筆すべき水準でしょう。久々のSibeliusをたっぷり堪能いたしました。
穏健平和な風情漂う交響曲第5番 変ホ長調は1915年/1919年改定の作品、古典的な二管編成、既にStravinskyが話題になっていた時期(「春の祭典」初演は1913年)だから、保守的と云えばそのとおり、しかし、北欧の冷涼な旅情漂う唯一無二の個性を誇る名曲と思います。実演の方に伺うと独墺系とは異なる特異な話法に戸惑うらしい。
第1楽章「Tempo molto moderato〜」茫洋とした遠いホルンから始まる北欧の自然風景。それは不安を孕みながら木管と弦に引き継がれ、パワフルな金管と弦による雄大な輝かしい情景へ爆発します。このテンション、アンサンブルの高揚は文句なし。(13:37)
第2楽章「Andante mosso〜」はヴィオラとチェロのピチカートによるシンプルな旋律から始まる変奏曲。途方に暮れた重い足取り、諦め、寂寥が堪らぬ緩徐楽章?なのかな。(9:10)
第3楽章「Allegro molto〜」弦の忙しないトレモロから緊張感を高めてデリケート、印象的な低弦のシンプルな繰り返し、それがホルンに引き継がれ、もりもりと成長してスケール大きく、悠々たる清涼な風景が広がりました。ラスト徐々にテンポを落として、終了直前の「間」連続が印象的な作品でした。金管の威力は驚くべき水準。(9:15)
交響曲第6番ニ短調の初演は1923年自らの指揮とのこと。二管編成だけど、バス・クラリネット、ティンパニにハープが加わり弦楽は五部からさらに分割されているそう。これは満天の星、天の川を目指す幻想的な「銀河鉄道交響曲」。破壊的な不協和音や無調時代に、まったく別の繊細な個性が花開いた傑作。
第1楽章「Allegro molto moderato」弱音の細かい音型がきらきらと疾走する幻想的な始まり。これはまるで満天の星空を表現しているよう。転調して印象深い憧憬の旋律が忘れられぬ情景、アデレード交響楽団の弦には深みを感じさせてデリケートですよ。(9:07)
第2楽章「Allegretto moderato - Poco con moto」天空に寂しく浮遊するような木管から始まる寂寥の楽章。儚い風情に低弦はしばらく登場せず、素っ気なくもさらりと終了します。(7:20)
第3楽章「Poco vivace」スケルツォのリズムが弾むけれど、ここも囁くような静かなユーモラスを感じさせるところ。やがて執拗にしっかりとした足取りに緊張感を高めて終了。(3:47)
第4楽章「Allegro molto - Doppio piu lento」悲しくも高貴な旋律から始まって、弦と木管が神妙に呼応します。やがて切迫する旋律に緊張感を高めて決然、弾むリズムに明るい歩みが続くけれど、どこか寂しい。(11:05)
「悲しきワルツ」とっても悲しく、優しい、寂しいワルツも絶品。途中テンポを上げて効果的。(4:49)(2025月1月1日)
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